今日は、ダフィーカイロです。

今回は当院が行っている体脂肪率の算出法についてご説明します。

当院では、特別ダイエットのための施術メニューというものは設定していません。しかし、最近の全ての原因が骨盤の歪みのせいであるというような商業フレーズに影響され、単なる肥満なのか、骨盤の歪みによる腹部のたるみなのか区別をつけることができずに悩まれている方を見かけます。

そのような方を対象に体脂肪率算出をさせて頂き、それに基づいて改善の簡単なアドバイスや、今後の取り組みを検討させていただくサービスをしています。

 

 

体脂肪率算出の際の注意点

ここで一つお断りを。

生きている人間で、本当の体脂肪率(量)を測ることは不可能です。唯一の正確に測る方法は、体を解剖し体表や体内の脂肪をこそぎ落として量を実際に測るしかないからです。

ですので現在、巷にある体脂肪率算出法は全て推測値に過ぎないということです。各測定原理の計算式に用いられる基準値も違うので、算出される計算値も違いが出ています。

これらの数値が絶対値ではないので、その時々で出る数値に一喜一憂するのでなく、継続的に測ることによって数値の変化を追い、判断していくことが大切です。例えば、ダイエットをしているなら体脂肪率が減少しているのか、変化がないのか、の傾向を見て今までの取り組み具合を評価していくというような使い方が大事です。

さらに大事なことは、毎回計測する方法は同じにすることです。当院でキャリパー法で測り、別の日にフィットネス・ジムで体脂肪計で測る。それらの数値を比べて云々いってみても、正確性に乏しくあまり意味がありません。1度キャリパー法で観察していくと決めたら、評価をする数値はそのキャリパーで計った数値のみで見ていく、同じように一度インピーダンス法で見ていくと決めたら、ずっと継続してその機器での測定結果で評価していくということです。

 

当院でおこなっている方法

当院では2つの方法を併用しています。ダブル・チェックをする訳ですが、先述の通り数値は食い違ってきます。お好きな方のやり方の数値を採用していただければ良いと思いますが、大事な点は、最初に採用した方法で、それ以降も数値管理は行っていくということです。もう一方は、参考程度に行うか、もくは完全無視しても構いません。たいていの人は数値の低い方を採用します(笑)。

一般的に行われる体脂肪率の測定は、インピーダンス法かキャリパー法です。ともに大それた設備・装置がなくても行うことができる簡便な方法だからです。当院でもこの2方法を採用しています。

次にそれぞれの説明をおこないます。

 

キャリパー法

〈見本〉

Joyoldelf 皮下脂肪測定器 メジャー 腹囲測定 キャリパー 定規 テープ 巻き尺 体計測 ダイエット 2点セット

皮下脂肪をキャリパーという道具で直接つまんで厚さをはかります。簡便な方法では2箇所、もう少し詳しくやりたい場合は3箇所計ります。計測箇所が多いほうが正確性は増しますが、複雑になっていくので、当院では3箇所を採用しています。

必要な数値は、キャリパーでの皮下脂肪の実厚、体重、身長になります。これを計算式に入れればOKですが、実はこの計算式がかなり面倒くさいのです。まず、皮下脂肪厚を計測する数の違いに応じて計算式が違ってきます(係数が違ってくる)。さらに、細かくやろうとすると人種、年齢、性別で違ってくるのです。当院では日本人向けの一番一般的な数式を使っています。

まず体表面積を求めます。

身長(㎝)の0.725乗×体重(kg)の0.425乗×72.46=体表面積(cm²)

 

次に皮下脂肪厚合計値を求めます。

皮脂肪実測値の合計(㎜)×体表面積(cm²)÷10000÷体重(kg)×100=皮下脂肪厚合計値

 

これを元に身体密度を求めます。

1.0923-0.000514×皮下脂肪厚合計値=身体密度

 

最後にこれを元に体脂肪率を求めます。

(4.570÷身体密度-4.142)×100=体脂肪率(%)

 

皮下脂肪厚の計測部位は一般的には、

①二の腕の裏側の中間部

②肩甲骨の下端の真下の部分

この2点が身体密度との相関が比較的高いということで推奨されています。

当院ではこれに加えて、やはり気になるお腹の部分ははずせないということで

③へその横

この3点になります。

 

ポイントは、キャリパーはトングのような単純につまむ機器なので、毎回のつまむ圧が一定になるようにするということです。ここが違ってしまうと数値の信頼度が揺らいでしまいます。

デメリットは、自分ひとりではできないという事ですね。特に肩甲骨の下は自分では正確につまめないし、まず数値を読み取ることができません。

 

 

インピーダンス法

〈見本〉

オムロン 体脂肪計 HBF-306-A ブルー

世間的には一番、普及しているやり方で、とっても簡便です。いわゆる体脂肪計として売られているものですね。フィットネス・ジムには必ずありますし、一般家庭で持っている方も多いでしょう。様々なメーカーから販売されていますし、両手で握るタイプもあれば、体重計に組み込まれているものもあります。

これもメーカーによって微妙に数値が違うので、色々なメーカーのものや、別々の機種を使うのでなく、一つのものに決めたらそれでずっと数値を追っていくようにすることが肝要です。

また注意点としては、体内の水分量によって計測値が左右されます。食前で排便の後がベストとされています。逆に飲食後や入浴後、運動後などは正しい計測ができないので、控えたほうが良いです。 原理としては、体内に微弱電流を流した際の電気抵抗の度合いを測って、体内水分は電気抵抗が少なく、脂肪組織は電気抵抗が高くなるという特性から、体内の脂肪量を推定します。その際、人体をいくつかの円柱に見立て、その電気抵抗値を元に推定式を作って計算しています。しかし、人体はもっと凸凹しているので、これも実測値とはなりえません。

体脂肪計の通販サイトの評価や口コミで、その機器の計測値が不正確だ云々という記述をよく見かけますが、実は正しい測定法を行ってなかったというのも多分に含まれていると思われます。

 

キャリパー法とインピーダンス法を比べてみると

インピーダンス法は、とにかく簡便で、一人で計測できるというところがメリットです。デメリットは、その時々の環境や、特に水分摂取量などに影響を受けやすいというところです。

キャリパー法は、皮下脂肪の実測値に基づいて計算されるので、環境による誤差が少ないということがメリットです。逆にデメリットとしては、一人でできないこと、ある程度熟練度が必要という点が挙げられます。

 

まとめ

体調管理の一環として当院で行っている体脂肪率計測のご紹介をさせていただきました。ご自身で計測される場合も今回ご紹介したアドバイスで役に立つ部分があればご活用ください。

では今回はこの辺で。

 

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編集後記

最近、久しぶりに自分の体脂肪率を測ってみたら、17.7%もあって焦った。標準~やや肥満の境界線です…。