目次

施術について

同じ症状でも人それぞれ原因は違います。特に慢性の症状には複数の要因が絡み合って起こっている場合が多いのです。人それぞれの要因の関っている割合を考え、それに見合った矯正プログラムを組み立てます。

 

 

 

ここで注意して頂きたいのは、これら全ての要因を改善させる必要はなく、体には元々自分で治そうとする力があるので一つの要因が改善されれば他の要因も改善されていく場合もあるのです。

 

基本的な施術の流れについて

上記のように人それぞれ悪くなる要因は違いますし、その日の状態でも内容や順番が変わってきます。基本的には次の様な流れで施術を行います。

①問診・検査

ご記入いただいた問診表をもとに、ご要望や現在の体調、生活習慣などをお聞きし、矯正の参考とさせていただきます。初診時ではここが特に重要なパートとなるので、気になることがあれば遠慮せず、何でもお話ください。

 

ここで大まかな検査内容や施術の方針を決めます。

聞き取りを元に、姿勢分析・動作分析・可動域検査・脊柱機能検査・筋機能検査・各種整形外科的検査・神経学的検査などを行い、先ず矯正の適合かどうかの判断をし、さらに矯正の方針を決めます。

 

 

矯正

決めた方針に基づいて矯正を行います。矯正は、骨格バランスを直接正すだけでなく、お体が回復しようとする働きを引き出す刺激になるよう行います。

また、患者様のご希望、お体の状態に合わせ、出来るだけ体に負担のかからないソフトな手技を選択し、行います。

 

ほぐし

筋肉の固まっているところを残していると、骨格バランスの崩れる原因になります。筋肉と筋膜の機能を回復するようゆるめていきます。

 

 

 

リハビリ(エクササイズ)

せっかく骨格を整えても、それを支えるものが無ければ、重力や生活習慣に打ち負けて、再び体は崩れていきます。それを防ぐために、支えを作る訓練をしていきます。

各種運動療法や呼吸法、リラックス法などをその人の改善度合を元に選択し行っていきます。

 

説明・アドバイス

今回の施術の説明、今後の方針、日常でのアドバイスなどを行っていきます。

 

 

 

 

 

当院の施術理論

カイロプラクティックは、背骨の中に通っている脊髄神経のハリ具合を背骨を調整することで正常化し、神経が正しく働くようにしてあげよう、というのがもともとの考え方です。現在でも、背骨の関節の動きを正常化することで、関節周りの微細な筋肉にある神経に影響を与えたり、脊髄神経を覆っている硬膜の引っ掛かりを除いたりして、神経の反射の正常化や体性感覚の入力の正常化を図っていると考えられています。

特にカイロプラクティックでは、背骨・骨盤をターゲットにおいているので、いま巷で話題になっているインナー・マッスルとかコア・マッスル、コア・コンディションなどの胴体部分への関わりが強い部分であります。

そのような姿勢に関する観点からカイロプラクティックの施術のターゲットを分類してみると

(1)重力に対して体をまっすぐ立てる。

(2)関節の可動域がもともと動けていた範囲まで戻してやったり、ちゃんと筋肉が力を出せて、伸び縮みできるように運動機能を取り戻す。

(3)姿勢の保持の仕方や体の動かし方の癖を改善する。

このような感じになるでしょうか。まぁ、簡単に言うと、体が本来あるべき状態に戻してあげる、と言うことです。
当院では施術にあたり、いくつかの体に対する法則というものを決め、それにのっとり施術を組み立てています。それは。。。

①木ネジの法則

②自転車の法則

③波紋の法則

というものです。これらの法則は私が勝手に名づけたものなので、一般に通用するものではありません。あしからず。偉そうに~の法則みたいに言っておりますが、別に私が発見したのでも何でもなく、生理学や解剖学の知識をまとめて分かりやすいイメージにネーミングしてみた、という程度のものです。

 

自転車の法則

これは、骨格を動かす仕組みを自転車に例えたものです。

<当院の施術のアプローチは、骨と筋肉の両方を対象としています。本来のカイロプラクティックの施術対象は、背骨・骨盤であり、骨同士が連結している関節や椎間板となります。また、マッサージ・ハリなどでは筋肉・靭帯などが施術対象となるでしょうか。

しかし、それらはそれぞれが独立して働いている訳でく、セットで働きます。片方だけでは用を成しません。自転車の前輪は進む方向への方向づけをする役目があります。人体においても骨・関節はその形状により動く方向や、動ける角度が決まってくるので、ちょうど自転車の前輪に例えることができます。また、後輪は本体を進める推進力となります。これは、体を動かす原動力となる筋肉の例えとなるでしょう。自転車は前輪・後輪が支えあって機能していきます。これと同じことです。そして、これらを制御している運転手に匹敵するのが神経になります(図)。

 

 

 

車輪が引っかかって上手く動かなかったり、逆に必要以上に回りすぎたりしてもダメですし、ブレーキが利きすぎたり、逆に利かなかったり、必要な時に作動しなかったりしてもスムーズな運転に繋がりません。これと同じように関節・筋肉・神経のどれか1つが不調になっても体の機能はスムーズに働かなくなってしまいます。これら三つが協調して働くことが重要です。そのため、当院では筋肉・関節の両面からアプローチしていき、それぞれが協調して働けるよう調節する方針で施術を行っております。

 

木くネジの法則

これは治療に関する方法論の例えです。

身体が歪んでしまっている状態というのは、ちょうど木ネジが真っ直ぐでなく、ズレた状態で打ち込まれているのに似ています(図1)。骨格は歪んでいて、それを無理に支えようと周辺の筋肉は硬くなる、もしくは間違った日常の身体の使い方のため、筋肉が硬くなり、骨格を引っ張って歪ませている状態です。

それを周辺の筋肉を緩め、骨を動かしやすくするのがマッサージであり(図2)、歪みを立て直すのがカイロプラクティックや整体だったりします(図3)。通常、マッサージやカイロ・整体ではこの段階で終わってしまうので、せっかく立て直した骨格も、しっかりした支えが無いので、またグラついてズレた状態になっていき、そのまま身体を使っていくと、歪んだまま固まっていきます。

そこで、当院では立て直した身体を締めこむ(図4)作業を重視します。以前は、身体の使い方のパターンを変更していく動作改善をメインに行っておりましたが、基礎的な支えるための筋力が不足している場合、動作パターンの改善だけでは、身体が支えられず、すぐ元の間違った使い方に戻ってしうので、最近では特にエクササイズ的な訓練法を多く取り入れています。

このしっかりと正しい身体のポジションで支えることができる、という状態になることにより、いつまでも美しい姿勢や疲れずらい身体、正しく働く自己回復機能などが獲得できると思います。

 

 

波紋の法則

これは神経の反射とそれに伴う身体反応を言い表したものです。 水面が静かであれば、通常、そこに石を落としてみると、同心円状に波が立ちます。これが水紋と呼ばれるものです(図1)。 もし、水面上に既に何らかの衝撃で波が起こっていたとしたら、そこに石を落としてみても(図1)のような水紋はできず、他の波の影響を受け、違った水紋ができるでしょう(図2)。 これを人間の神経に置き換えてみると、神経は外界から何らかの刺激を受けると、それに対し反応を起こします。例えば、暑ければ体温を下げようと汗をかく働きが起こります。熱いものに触れば、考える以前に瞬間的に手を引っ込めようとします。

このように(図1)での石が外界からの刺激、水紋がそれによって引き起こされる反応を表しています。ところが、(図2)のように他の刺激が加わっていると、外界からの刺激が加わったときに、本来起こるべき反応が、影響を受けて正しく引き起こされない、と言うことが起こってきます。

特に障害となる刺激が一過性のものであれば、それほど問題ではありませんが、持続的に起こっていると、神経の反応の乱れが、小さいものであっても積み重なり、身体の変調をもたらす要因となってきます。

この対処法としては、刺激原(=障害部位)から起こる不要な反応を打ち消すような逆向きの波を当てる(例えば、交感神経が興奮しているのであれば、反対の働きをする副交感神経を活性化させる、など)か、または不要な波を引き起こしている刺激原である身体の障害部位自体を取り除いてやる(身体のバランスを取る、神経の圧迫を取る、など)ことです。

当院では、矯正や自律神経免疫療法などの皮膚刺激を施すことにより、神経操作を行い、このような神経的不調から体調を崩されている方の手助けを行うことを理念としています。

 

 

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