大和市の整体ダフィーカイロプラクティック流産後の腰痛アイキャッチ

目次

流産後の腰痛で考えられる原因

流産後、腰痛を発症する方は多く見かけます。

流産してから1ヶ月くらいの痛みは子宮収縮時の痛みの可能性があります。

1ヶ月以上かかる、もしくは流産後1ヶ月以上たってから出始めた腰痛は、子宮内の炎症の可能性があります。その場合、通常ですと腹部や鼠径部の痛みを伴う事が多いです。

産科、内科で見てもらって、内科的問題がない場合は、妊娠時の変化(体型の変化、骨盤じん帯などの軟化)による腰痛の可能性があります。

通常時、骨盤は体重を支えるために硬く固定されており、関節もごく微小にしか動きません。ほとんどの動きは、股関節か腰骨でまかなわれます。しかし、妊娠時は、ホルモンの関係でじん帯が緩みやすくなっているので、いつもよりズレる可能性が高くなります。しかし、実際、大きく動くのは分娩時のみです。では、どういったメカニズムで痛みが出ているのでしょうか?そのことは、また後半で説明いたします。

 

>内臓関連痛とは?

内臓の痛みが、体表面の筋肉の緊張や痛みを誘発するメカニズムがあります。内臓からの感覚を伝える神経の内、脊髄神経に入っていくものは、背骨の中に入る手前のところの脊髄後根というところで、他から来た感覚神経と一緒になります。その際、内臓からの痛み情報が、他から来た感覚神経が支配している皮膚領域に痛みがあるように感じさせる現象が起ります。これを内臓からの関連痛と呼びます。

婦人科器神経支配
(c)フリーメディカルイラスト図鑑を改変

 

脊髄神経は、後ろ側から感覚神経(後根と言う)が出て、前側から運動神経(前根と言う)が出ています。それが背骨(脊柱と言う)から出る手前で、一束になり、背骨を出ると今度は、感覚神経と運動神経が混ざって(&自律神経も混ざって)、体の前側(内臓や前の筋肉・皮膚などへ行く)を支配する前枝と、体の後ろ側(背中の筋肉・皮膚へ行く)を支配する後枝にわかれます。

つまり、この後根という感覚神経が集まるところで情報がごっちゃになり関連痛を引き起こされるのです。

婦人科系の関連で言えば、子宮体・卵管内側部・子宮頸・膣上部の痛覚神経は、交感神経と走行を共にした後、第11,12胸髄、第1腰髄後根に加わり脊髄に入ります。

会陰・膣下部は第2~4仙骨神経を出た陰部神経に支配されています。下腹壁と陰門前部は、腸骨鼠径神経、腸骨下腹神経、陰部大腿神経の支配となり、全て第1~2腰神経前枝から出ています。第1~2腰神経後枝を出る神経は上殿皮神経となって、腰部に分布します。このため、内臓疾患の関連痛として腰部に痛みを感じるようになるのです。

またこのような現象は、自律神経の説明としては、内臓-体性反射と呼ばれ、内蔵からの刺激が、感覚情報が入ってくる同レベルの脊髄後根の支配領域の筋肉を緊張させる、というものがあります。これは、感覚神経の面だけでなく、自律神経からの側面でも同じような反応が起ると言う事です。

 

流産の掻爬手術について

流産の掻爬術で子宮を傷つけてしまった場合も炎症が起るので、不正出血がないか確認し、心配でしたら産科で診察してもらうようにして下さい。通常ですと、腰痛より腹部の痛みがメインの自覚症状になると思われます。

 

排卵痛について

排卵時痛(もしくは排卵痛)、20歳以下の女性に多くでやすい。通常ではそれ程強くない痛みが、下腹部に瞬間的に刺すようない痛みや、痙攣性の痛みを感じ、不快感が2~3時間から1~2日続く事が多い。

排卵はご存知の通り、月経周期の真ん中程のところで、低温期から高温期に切り替わるところで起ります。卵巣から成熟した卵子が、卵巣外膜を破って出てくる現象です。その際、卵巣出血を起す可能性があります。通常の排卵でも時には少量の腹腔内出血が認められます。この出血が痛みの原因となります。

流産後2週間くらいは出血が続き、生理再開は1~2ヶ月後くらい。それに伴い排卵も再開されますが、妊娠を経験した事で体質が変化し、今まで感じなかった排卵痛を感じたり、痛みが強くなる事があります。通常、流産後より初回の生理が始まるまでは排卵は見られないことが多いです。

 

 骨格の変化による流産後の腰痛

内科的な問題がなかった場合、流産後の腰痛としては、急激な体型変化が始まりかけていたところから、元に戻ろうと、こちらも急激な変化が起ります。体型変化に伴う、重心の変化や皮膚の引っ張り具合の感覚、関節や筋肉の位置感覚などが乱れます。この皮膚や筋肉・関節の感覚は、体の位置を把握するのに重要な役目を担っています。

また、先ほどの関連痛や内臓-体性反射の説明の通り、内臓感覚は体の表面の自律神経反応や感覚に変化を引き起こします。

このように自律神経の反応で筋肉が緊張してしまったり、痛みで緊張してしまうと、筋肉が正常に働かなくなり、特に腰部では上手く体を支えられなくなってしまいます。

これらの事が相まって、腰の部分を上手く支えられなくなり、それが負担となり、さらに腰に負担をかけ、筋肉・関節を痛め、腰痛に繋がるという悪循環を引き起こしていると思われます。

腰痛を起している場合は、これらの関節・皮膚・筋肉等の乱れを修正してあげる必要があります。

流産に関する症例をご覧になりたい方はこちらもご参照ください

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