前庭器官と頸部からの不調が重なって出たと思われるめまいでの来院

今日は、神奈川県大和市の整体のダフィーカイロプラクティック南林間整体院の坂木です。

今回は首および半規管から来るめまいのクライアント様の報告です。

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ふわふわ 出展;イラストAC 作者;ヨギギリ氏

40代の女性の方で、3ヶ月前よりフワフワとして浮遊感が始まったそうです。当院へご来院の3週間前くらいに、耳鼻咽喉科にて検査してもらったところ、頭部を右へ向けても、左を向けても眼振(眼球の振るえ)が起こっているとの指摘を受けています。

当院へは、フワフワとした浮遊感が残るというのでいらっしゃいました。

まず、いつもの通り小脳系・前庭系・視覚系の検査を行います。

すると眼球運動の左側の固視(視線の固定)や、パスート(追従眼球運動)からサッケード( 衝動性眼球運動/視線を合わせるための素早い眼球運動)の切り替えが苦手そうです。その他に明確だったのは、音の検査で左右差が結構出た事でした。

これらを総合すると左の蝸牛前庭器(鼓膜の奥にあるバランス感覚を司るところ)の調子が悪そうです。

それにも増して明確なのは、もともと股関節が悪く、それに伴って体全体がねじれている事です。その影響からか首も傾いていて、首から肩にかけて筋肉の緊張も強くなっています。ただし、この筋肉の緊張は体のバランスから来ているのか、めまいから来ているのかは定かではありません。

ということで、各種検査で陽性になった項目を改善の指標にしながら、股関節と首の捻れを修正し、首肩周辺筋の緊張を取りつつ、蝸牛前庭器の機能改善を目指します。

初回の施術後、再検査で眼球運動と、特に音の検査で左右差の改善が見られたので、それで様子を見てもらうことに。

1週間後に2回目受診にご来院された時は、3日間はめまい感が止まったとの事でしたので、同じ方向性で施術を進めていく事にしました。お話を伺うと、どうも肩の張り感とめまい感の関連性が強いようです。

眼振が出ているということは、もともと三半規管などの前庭器の調子が悪いということだろうと推測されますが、それに加え首肩からの影響も加味されているようです。

首からのめまいは頚性めまいといい、2種類あります。1つは、椎骨動脈などの頚動脈が動脈硬化や骨の変形などで血管の通りが悪くなり、血管が押しつぶされるような方向に首を動かすと、血流が止められ脳が虚血になりクラッときたりフワッときたりします。

もう1つは、首肩周辺の筋肉の緊張により自律神経系が影響を受け、脳の方へ血を送る血管の調節が乱れるために起こります。

今回は、後者の方が可能性が強いようです。

まだ、施術は2回受けただけなので、今後の経過を見守っていきたいと思います。

早く良くなると良いですね!

当院でも全力を尽くしてお手伝いさせていただきたいと思っています。

何か分からない事があれば、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】まで、何なりとお尋ねください。

では、今回のご報告はここまで。

 

 

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