中庸であること。

 

今日は、ダフィーカイロです。

大変なご時世になりました。

新型コロナウイルスの所為で生活が一変してしまった人もいるでしょう。

自分が生きている内にこの様な騒ぎが起こるなんて、想像もしていませんでした。

 

 

 

 

私はカイロプラクティックを通して、このブログなどから健康に関する情報などを発信している訳ですが、

この一連のコロナ禍(か)に対する発言・発信や報道を目にするに当たりまして、

色々思うことがありますので、それをつらつらと記していきたいと思います。

テーマとしては大まかに、

➀この様な災害が起こるとパニックになり、いろいろなデマ情報が飛び交います。それらを記録し、次に起こったときに同じようにデマに振り回されないように心構えを作っていきたい。

➁自分も情報を発信するにあたり、偏った見方で情報を発信するようなことのないように自戒していきたい、気を付けていきたい。

というようなことを念頭に置いています。

 

楽観論者

2020年3月上旬くらいまではコロナ感染拡大に対して楽観論の学者がいました。

この人達の中では今なお厚顔無恥のごとくエラそうに発言している人もいますが、そのまま黙りの人もいます。

さらにこれらの人達が唱えた楽観論に賛同し、TwitterやFacebookなどのSNSで拡散した自称ジャーナリストも多くいました。さらにこれに追従した一般者も拡散しました。

代表的なのはこちら。リンク先は消されてしまう可能性があるので、敢えて画像として残してあります。

実際の記事の例

➀【コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る!】2020.2.13 ブルーバックス講談社

【画像】
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➁【コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由】2020.2.14ブルーバックス講談社

【画像】

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➂【藤井聡】過剰自粛という集団ヒステリー ~「100人以下」のイベントでの感染確率は「ほぼゼロ」である~2020.03.04

【画像】https://www.daffychiro.com/wp-content/uploads/2020/04/c1cf1765655f9d9e1e553a00129e136b-2-scaled.jpg

 

検証

現在4月5日ですが、現時点でこれらの発言が現実では如何であったかを検証していきましょう。

➀の記事の内容→実際

・1メートル飛べばウイルスは死ぬ→3日以上生存。最長17日間生存の可能性。

参照【新型コロナウイルス、クルーズ船内で最長17日残存=CDC報告

画像 https://www.daffychiro.com/wp-content/uploads/2020/04/7aaeab62d806ef40815d941cd8d8a504.png

➁の記事の内容→実際

・コロナは暑さに弱く、3月には終結→この1ヶ月ちょいで全世界で117万人に拡大。日本も3月下旬から感染者激増。

参照【Japan data.com 世界の新型コロナ感染者数

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➂の記事の内容→実際

・100人以下のイベントは感染確率ほぼゼロ→感染者発生。

参照【渋谷のライブハウス、複数の出演アーティストが感染…来場者50人程度

画像 https://www.daffychiro.com/wp-content/uploads/2020/04/e3abfbc2fdb5659a7001d9a0f7e3c54e.png

 

とまあ、こんな感じです。

そもそも新型コロナウイルスは未知のものなので分からないことが多いのが当然です。それをさも分かっているかのように知ったかぶってしまったのが痛いところ。分からないことは分からないとちゃんと言えばいいのに。

ここで言いたいことは、間違った人たちをわざわざさらし者にしたいというのが目的ではなく、このような形で間違った情報は発信されていくというのを記録として残していきたいと考え、あえて載せました。具体例がないあやふやな記載でも記事は作れますが、それだと伝わるものも少ないと思いますので。

 

特にコロナウイルスに怯えない人たち

3月末から急激に日本国内の感染者数が増えましたが、3月28日の時点では国内新型コロナ感染者数は1400人強でした。東京都で約360人、神奈川県で約110人というところ。

日本国民全員に検査をする訳ではないので、1説によるとこの10倍は感染者がいるのではないかと推測されています。

すると全国にはこの時点で14000人くらいは感染者がいると言うことになります。

現在日本の人口は約1億2000万人です。つまり、感染者の割合は約8571人に1人になります。

こう考えると、う~~ん、これって流行ってるのか~?大したことないじゃん、となります。

たぶん、一部で自粛だ自粛だと騒がれているなかでも、繁華街や人混みに遊びに行く人達はこの様に考えていたのでしょうか?

私もどっちかというと最初はこの様な考えの人でした。

 

結局、この様な発想になるのは、政府から発表されている感染者数を鵜呑みにしているせいだと思います。

皆さんもご存じのように日本はPCR検査の実施数が諸外国に比べ極端に少ないです。そのため実際の感染者数はつかめていません。

保健所は無制限に検査しないために医療崩壊が防がれていると主張しています。それは正しいと思いますが、上記のような弊害もあります。

 

よくコロナ感染していた人が街中に遊びに行っていた、外食していた、という報道がなされます。それに対して批判的なコメントをする人たちがいますが、私が想像するに、さすがに自分がコロナウイルスに感染していると分かっていれば、真っ当な人間はおいそれと出歩いたりしないでしょう(残念ながら、一定数の真っ当ではない人間というのも存在しますが)。

特に冬から春にかけては花粉症の季節です。アレルギーなのでのどが炎症起こし、咳が出やすくもなります。毎年のことなので、多少の咳き込みは花粉症のせいと判断してしまう可能性もあります。

あと、自分がコロナに感染していると認めたくない・恐れている場合、無意識的に自分に体調の不具合の部分を無視して、自分は大丈夫と思考にバイアスがかかってしまっているというのもあるのではないかと想像できます。

 

ヒステリックな人々

医学用語的にはヒステリーとは、心身症など身体に症状がでたり、健忘症や無意識行動をおこしてしまうなど、病的な状態をさしますが、一般的には感情的・興奮状態で過敏な様、神経質な様をいいます。ここでは後者の場合です。

ネットの書き込みをみると、楽観論よりヒステリックな悲観論者の方がはるかに多い気がします。

例えば、

通勤電車は感染源になるから電車のるな、とか。

子供たちが公園で遊んでいたら外に出すな、とか。

全員テレワークにしろ、とか。

コロナ倒産したら、経営者の資質を疑う、とかの発言。

このような感じで、かなり感情的で一方的な意見も目立ちます。同調主義というやつですね。私がこんなに気を付けて行動しているのに、あなたたちはそれに従わないなんてどういうこと?きぃ~~っ!という感じです。

4月上旬のこの時点で、イタリアの最も感染者が多いとされるロンバルディア州では2ヶ月ちかくの都市封鎖止&外出禁止を行っているようですが、未だに死者が毎日800人近く出ているそうです。

参照【非常事態宣言中のイタリアから速報 youtube

これはかなりの厳戒態勢で、不要な外出が見つかると罰金20万くらい払わされるという法的強制力があるものす。それでもイタリアのこの現状。

つまり日本でも1ヶ月間程度の外出自粛でコロナ感染が収束しているかは分からない。中国のように感染者は強制連行して、街中を完全防護服を着た作業員が定期的に消毒液を散布しているような状態(映像資料を見る限り)では違った結果を得るかもしれませんが。

皆がみんな、テレワークできる訳ではない。実際現場に行かなかければ始まらない仕事なんか一杯あるのです。世の中、テレワークで済むような仕事のほうが少ないのではないか?

会社自体が休め?1ヶ月以上も休んでいたら経営が成り立たない会社なんか世の中一杯ある。それで倒産するなら経営者の資質を疑う?会社を経営したこともない人間が何を言っているんだと言いたい。休めたら皆休むでしょ。

健康を保つためには外での運動も必要。子供たちを自宅でずっと軟禁するつもり?それはそれで不健康でしょう。「密集・密閉・密接」がなければ、野外で少しくらい遊ぶのなんていいんじゃない?

まぁ、しかし報道されていた上野公園の花見のような混雑はさすがに不味いでしょうが…。

あと電車に関しては、、、吊革を使わないように気を付けるしかないかなあ。

個人的にはこの自粛が1ヶ月で終わるのか、それでコロナ騒ぎが収束するのか疑問です。3月のコロナウイルス対策専門家会議の会見の発言でありました。このウイルスとの闘いは数か月~1年くらいかかるのではという見解。

仮に自粛が2ヶ月近くにも及ぶ事態になったら、このヒステリックな人たちはどうするのかな?同じような心持ちで家にこもって出歩かず、生活できるのでしょうか?美容室行ったり、ネイルサロン行ったり、カフェ行ったり、外食行ったりしだすのではないでしょうか?

1ヶ月後に自粛解除になった途端「ハイ、今まで通りジム行って、カラオケ行って、ライブ行って良いよ~」ってなったら、感染再燃する可能性だってあります。

 

中庸であること

今までコロナウイルス感染拡大での情報の混乱ぶりと、そのれに対する世間の意見などを俯瞰してみました。

そのなかで個人的な意見ですが、一言いえることがあります。特にネットに流れているコメントやSNSの投稿など匿名の発言は、便所の落書きと一緒。発言に責任がない。それに振り回されるな、ということ。たまに有益な情報もありますが、少ないかな。

youtubeなどで海外の実情や、実際感染した人の体験談などのほうが参考になります。日本でもちらほら出てきましたね。

糸井重里さんがSNSで「常に誰かが誰かを責め立てている」殺伐とした状態を嘆いた投稿をしていましたが、個人的には同意かな。その発言にも反論が多く挙がってたみたいですが。

そこで、ここからがようやく今回の本題です。今まで述べた悲観論や楽観論に偏った人たちに言いたいことがあります。

「中庸である」ということ。

 

中庸とはざっくり言うと、

「偏りなく、最適な位置で、平坦でいること」

というような心持ちらしいです。

もともと、儒教の教えらしいですが、最近ではビジネス書などでも出てくる言葉です。

私が最初にこの言葉をしったのは、精神科医の春日武彦先生の本を通してだったと記憶しています。

 

 

人は自分の信じたいものだけを見る、といいます。情報を得る段階でバイアスがかかり、適切な情報を得ることができていないと思われます。

悲観論者はどうしてもネガティブな情報に心が引っ張られます。

楽観論者はネガティブな情報を見ないようにしようとします。

 

難しことですが、極端に偏ることなく、バランスよく世間を見渡すことが大事ではないかと思います。その中で自分でできることをやる。少なくとも国で求められている3蜜を避けることは行う必要があります。その中でもなるべく「健康で文化的な生活」を送ってい頂けたらなと考えています。

 

残念ながら、最近は悲観論者が想定していた未来に現実が近づいている気がします(現在、感染者数7000人ちかい)。

その様な中で投げやりにならず、またヒステリックにならず、「中庸」の心持で日々の生活を送っていいきたい、というのが個人的な希望です。

 

まとめ

今年に入ってから4月までの一連の新型コロナに関する騒ぎに関して思ったことをダラダラ記してきました。まだまだこれから先、状況が変わり、考えも変わっていくかも知れませんが、取り合えず現時点でのまとめです。

とにかく早く平和な日常に戻ってほしいと願っています。

では、今回はこの辺で。

 

オマケ情報

とりあえずコロナウイルスに関する情報はここから

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について

フェイクニュースに惑わされないために

ファクトチェック・イニシアチブ 新型コロナ特設サイト

運動不足解消にはコレ

【NHK みんなで筋肉体操

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