内臓由来の肩こり

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明けましておめでとうございます。神奈川県大和市の整体のダフィーカイロプラクティック南林間整体院の坂木です。

2015年度も、皆様の健康に貢献できるよう、全力を尽くす所存ですのでよろしくお願いします。

さて、今回は内臓由来の症状第3弾です。当院で過去にあった事例からご紹介していきます。

テーマは肩こりの症状に関してです。

左肩背部のコリ感

30代女性の方ですが、左の肩から肩甲骨周辺にかけての強いコリ感を訴えての来院でした。

しょっちゅう同様の症状がでる、症状が出だすとずっと慢性的に凝っている、動作によって変化は無い、ということでした。

一般的な頚椎のテストや、肩の関節のテスト、痺れや筋力検査、知覚検査なども行っても異常なサインは見出せず、体を動かしても症状の変化もありません。

う~ん、何だろ、これ?と思いつつ、特にコレといった兆候も見出せず、危険信号的な兆候も見出せなかったため、とりあえず一般的な肩こり用の処置をしてみます。

しかし、これと言った症状の変化はありません。

これで変化が無いというのはどういう事だ?と思いつつ、一応、できることはやったので、一旦様子を見てもらうことにします。

これで変化なければ、念のため病院での受診をするよう、告げておきます。

その後、来院はなかったのですが、半年くらいしてヒョッコリ来て下さいました。

そこでお話を伺ったところ、驚きの結果が。

前回、来院後、症状が変わらなかったので病院へ行ったところ、左肺が気胸だったとのことでした。

どうも、今までもよく起こしていた左の強い肩こりは、気胸が頻発していたことによって引き起こされていたようだ、というお話でした。

気胸とは?

気胸とは、肺に穴が開いて空気が外へ漏れ出してしまう病気で、特別外傷などの原因がなく起こる気胸を自然気胸と呼びます。症状は、一般的には胸痛や呼吸困難です。

実は、私も18歳のころに自然気胸を起こした事があったのですが、その時は歩くたびに一歩一歩が胸に響いて大変でした。そのような経験があるので、まさか肩こりの原因が気胸から来ていると思いもよりませんでした。今まで習った事なかったですし。

自然気胸は20歳前後の痩せた男性がもっとも多いとされており、全く私は当てはまっていました(当時、身長168cmで、体重48kg)。一方、女性特有の気胸には、子宮内膜症の一環として横隔膜や肺に穴が開く月経随伴性気胸というのもあります。今回はひょっとするとこちらだったかも知れません。けっこう前の症例なので、子宮内膜症の既往があったか忘れてしまいましたが。

調べてみると、軽度の気胸は症状が無い人もいるそうです。私の場合は、レントゲン上で漏れた空気のせいで、肺尖(肺の上の部分)が鎖骨より下の部分までしか膨らむ事ができない状態でしたので、軽度と中度の間くらいだったのでしょうか。

重症になると胸に孔を空けて中の溜まった空気を出すというのがありますが、私の場合は別に緊急でもないので、絶対安静と言われただ寝てるだけでした。1ヶ月近く寝させられたのでかなりヒマでした。放っておくと漏れた空気が血中に吸収されなくなります。肺にできた孔も自然治癒してふさがります。

漏れた空気が反対の肺や心臓を圧迫するなどの重症の場合は、手術を行います。

 

まとめ

今回の場合は、どの程度の空気の漏れ具合だったのか確認する事ができませんでしたが、このような病気から肩こりを感じる事もあるということで非常に勉強させられました。現在では、疑わしい人は、打診や聴診器で確認するようにしています。

幸か不幸か、それ以来遭遇することはありませんが。

何か分からない事があれば、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】まで、何なりとお尋ねください。

今回のご報告はここまでです。

ではまたの機会に。

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