2018年、今年の夏は暑すぎましたね~。そのためか、首を急に痛めたと言う方が立て続けにお出でになられました。

寝苦しさのため、色々動いて首を痛めるポジションにしてしまうためでしょうか?特にうつ伏せは首が横に向いて、顔が向いている方と反対側の首の筋を痛めることが多々あります。私もコレ、よくやります。

暑さは体力を消耗させるため筋肉にも疲労が溜まりやすいと推測されます。そのため余計に筋肉を傷めやすいのでしょう。今回はそのような状況で今年の夏に首を痛めたケースのいくつかをピックアップしてご報告いたします。

 

40代女性 典型的寝違い

朝方、首の痛みで目が覚める。痛みは後頭部の辺りから右肩甲骨の内側や、右腕まで広がったいた。翌日、整形外科に行きストレートネックの指摘を受け、鎮痛薬を処方された。それで痛みは軽減したが、まだ残るので当院を訪れた。このような経緯の症例です。

当院にお越しいただいた時点で発症から4日経っています。首の動きは反らす動きが最も痛く、その他の動きも一様に痛みを発します。鑑別的に筋肉アプローチや関節アプローチなどを行ってみると、首の骨の5番目を反らす動きに誘導すると最も痛みなく首を動かすことができたので、関節運動のアプローチをメインに施術し、その他は炎症処置をし、終了しました。

しかし、4日後に来院された時点で痛みは全く戻ってしまっていました。再テストで神経問題はクリアされているので、問題は一般的に考えると関節か筋肉の障害と考えられます。関節誘導は行って効果アリと思われてもすぐ戻ってしまうようなので、筋をターゲットに全般的にリリースをかけていきました。

するとその日の夜に筋の痛みが強まってしまいました。これはモミ返しか、好転反応(瞑眩)と思われます。筋のアプローチはこのような反応がでることが往々にしてあります。ですが、これで問題箇所が限局されてきたので、4日後に3回目のご来院時にその部位のアプローチを中心に施術をしました。

更に4日後に4度目の来院となり、その時点ではかなり軽減してきていると仰っていましたので、前回のアプローチの継続施術をし、そのご痛みが消失したとのことで終了となりました。

通常、急性発症の場合(ギックリ腰や寝違いなど)は回復するのも早いのが一般的です。ですが、今回は予想していたよりも時間がかかってしまいました。首の症状はけっこう得意だったので、自信が揺らいじゃったよ(笑)。慢心はダメですね。

 

50代男性 奥歯の痛み、耳鳴り、首の痛み

今週より急に左首の下部から左肩甲骨の裏に響くような痛み。それに伴い左奥歯に痛みと、「キーン」と聞こえる耳鳴りが頻発。虫歯はない。

このクライアント様は以前パワーリフティングをしていた方なので、当初は首の骨の変形でもあるかなとも思われました。また、場所的には心臓からの関連痛が出る場所です。その2つを留意しながらも首の上の方の頭板状筋という筋肉を押してみるとみごとに奥歯への再現痛が表われました。これはトリガーポイントによる放散痛か、耳介神経による症状と思われました。また、肩の筋(三角筋)の前面も押圧により上肢全体に放散痛がみられましたので、それら2点をメインターゲットに施術してみました。

それ以来、症状の再現はなく済んでいます。明らかな筋性の問題ということでした。

 

30代男性 川への飛び込んだ際の首の挫傷

この症例は上記2例とは毛色が違います。レジャーによる外傷です。

キャニオニングという沢を下っていくスポーツ/レジャーを行っていた。そこで5mの高さから川に飛び込むポイントがあり、それに挑戦したところ着水時に首を痛めた。


イメージ

このような状況のようでした。いわゆる首の鞭打ちと同じ状態ですね。

外傷の場合は、患部は炎症処置。他の部位を正し、患部に負担がかからないようにし、患部は固定して安静と言うのがセオリーです。従って当院では首はテーピング固定をし、日常的には頚椎カラーを使用して頂きました。2回の処置で終了しました。

 

まとめ

首は重い頭をそれより細い構造で支えなければいけないので負担がかかるようになっています。そして首周りは神経がいっぱいあり、頭部へ血液を供給するための重要な血管があります。そのため繊細な部分でもあります。症状が出やすいところであると言えます。

不調を訴えやすいので、疲労が蓄積する前に解消していくことが望ましいのです。皆様もお気をつけください。

では今回はこの辺で。