カイロプラクティックにはソフトもハードも無いですよ!

【今回の記事は以前、他のブログ掲載していたものを転載したものです(2014年8月初出)。】

カイロプラクティックの一分野?

最近、巷でよく目に付くうたい文句

「ソフト・カイロプラクティック」

カイロ仲間の中で出た話題で、あれっていったい何?
というのがあった。

ちなみに、この記事での話題は特定の個人や店舗を
指している訳ではありません。

この名称を使用しているところは、
全国でいっぱいあるのです。

 

カイロプラクティックの手技の種類

カイロプラクティックの大本の考え方には、
神経の緊張度(トーン)を調整することにより
体の働きが正常に保たれるようにする、というのが
ありあます。

神経の緊張を正常に保たれると、正しく体からの情報が
脳に伝わり、脳からの命令も正しく体に伝わるからです。

この目的を果たすために様々な方法が開発されました。

分類すると

○ポキッとするような骨の動かし方をするもの
・ディバーシファイド・テクニック
・ガンステッド・システム

○道具を使うもの
・トムソン・テクニック
・アクチベータ・メソッド
・アトラス・オーソゴナル・テクニック
・SOT
・トルク・リリース・テクニック

○軟部組織をアプローチ
・ローガン・ベーシック
・グラストン・テクニック

まだまだ、いっぱいありますが、私は把握しきれてません。

あと、色々なやり方を取り入れているのが
・アプライド・キネシオロジー
・カイロプラクティック生物理学

などです。

カイロプラクティックと一言にいっても考え方や
システムにより色々あるので、実際にはそれらを
目的や状況により使い分けている人が多いです。

ですので、カイロプラクティックというとやわらかめの
テクニックも、より強めのダイレクトなテクニックも
全てを含めてカイロプラクティックとなります。

したがって、カイロプラクティックにはソフトもハードも
ありません。

 

カイロプラクティックという名称

一つのテクニックのそれも一部分だけを使ったものは
もはやカイロプラクティックとは言えないのではと思います。

例えて言うなら、餃子しかない店なのに中華料理屋の看板を
出しているようなものです。「餃子のお店」にしておけば
いいのに。

最近では、カイロプクティックを全然やってないのに
カイロプラクティックの名前付けているところも多いですね。
あれも、素直に「整体」って言えばいいと思います。

ウチは、逆に「カイロプラクティック」という名前だけだと
一般に、何やってるところかよくわからんと思われるだろう
と、無理やり「整体院」の名前をつけたら、やたら名前が
長くなってしまいました。

 

カイロプラクティックの立場の現状

以前、勤めていた接骨院で、同僚の柔道整復師と
「最近、カイロプラクティックと謳っている接骨院、多いよね」
という話題になり、その同僚に
「横文字にしておくと若い人の受けがいいからじゃない?」
と言われました。

確かに、そうかもしれない。と思いました。
ちなみに、その勤めていた接骨院自体も
カイロプラクティックという院名でした。

以前、D.C(本場アメリカでカイロプラクティック医師免許を
取得した、日本におけるカイロプラクティックの指導的立場
の人)の一人が「日本ではカイロプラクティックと言う名が
ビジネス的なネタとして利用されているのが嘆かわしい」と
いうような事を語っていたのを思い出されます。

そう考えると、自分ももっともっとカイロプラクティック道を
突き詰めていかんといかんな~、と言う思いに駆られます。

カイロプラクティックの健康に対する信念が、
結果、人々の健康増進に役立つものと考えられるからです。

とは言え、その他の分野からもよいモノは積極的に取り入れる
ようにはしています。

例えば、理学療法からはマッケンジー・テックニックや
色々なモビリゼーション法やPNFなど。
オステオパシーからはクラニアル・ワーク、筋膜リリースなど
色々な軟部組織の操作法などなど取り入れています。

引き出しが多いほど対応幅も広がりますからね。

 

カイロプラクティックは、医療とはまた違う概念です。

とにかく、皆様に貢献できるようなカイロプラクティックを
さらに磨きをかけ、ますます精進していきたいと思います。

カイロプラクティックが、人々の健康を害している元である、
と考えているサブラクセイションと呼んでいる骨格系の
機能障害部位を改善する事が、それに当たります。

このサブラクセイションという概念については、
また別の機会に述べたいと思います。

今回はこの辺で。
では。

 

 

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