【今回の記事はブログ統合のため、他ブログより転載した記事です(初出2017年7月)。】

 

昨年の冬にちょっと目を引く報道がありました。それが表題にも掲げている整体師のセクハラ事件です。私は全く知らない人物だったのですが、テレビにけっこう出演している人で、いわゆるゴッドハンドらしいです。

最近、ゴッドハンドっていう人がウヨウヨいて、何かそのワードの威厳が低くなっている気がしているのは私だけでしょうか?

まあ、そのことは置いておいて、何で今更そんな話題をもってきたのかというと、今、自律神経障害の症例報告集を読んでいて、フト思ったことがあったので、記事にアップしてみました。

 

 

 

1、神経内科の症例報告です。

その症例はどういった症状かというと、背中がピリピリとした違和感が3年前から出たというもので、患者様は40代の男性でした。発症してからの間、整形外科や内科を受診するも原因不明で症状は改善せず、最終的に神経内科を受診しました。

検査では、神経学的な異常は一切見つからなかったそうですが、入浴や運動など身体が温まると症状が出てくるということで、発汗検査をしたところ全身無汗症であるということが判明したのでした。

…という内容の報告です。

これを読んで、「スゲーッ!我々のような業界の人間なら、普通、背中のピリピリ感から無汗症なんて辿り着かないよ、想像しないよ」と驚きました。

背中の地肌を直接、触れたりして観察すれば気付くのかなとも思いましたが、左右どっちだけ汗かいてないとかじゃないと気付かないだろな~とも思えます。

 

2、この症例と、カイロの現状を照らし合わせてみると

そもそも我々、整体やカイロプラクティックでは、ギックリ腰の場合などで腰の部分だけ地肌の状態を直に観察させてもらうということがありますが、背中全般の皮膚を直に観察させてもらう機会というのは、一般にあまりないと思います。

カイロプラクティックでは、ナーボスコープなどの皮膚温計を背骨の両脇にあてがい、温度を測るというのをやっている処もありますが、やはり背中全部の地肌をさらすというのは、とくに女性に敬遠されるので取り入れているところは全体に少ないのです。

まあ、鍼や灸なら服の上からでは無理なので、必然的に素肌をさらすことになりますが、整体・カイロプラクティックではその様な環境は一般的ではないです。

背中がピリピリするっていって真っ先に思いつくのは帯状疱疹ですけど、女性の場合、上半身脱いでもらって確認するっていうのは無理ですからね。「脇や胸にブツブツみたいのできてないですか?」って訪ねるくらいが関の山です。男性なら問題ないですけど(たぶん)。

でも本来、体表観察は施術にとっては重要な判断所見なので、行ったほうが良いんです。業界的にも今まで整体・カイロは、マッサージやって最後にオマケに矯正するみたいな感じで、マッサージ屋の延長のような認識を世間一般に植え付けてしまっているので、利用者もちゃんと治療としてとらえてない人が大部分です。ですので、マッサージに行って肌さらすって何?という抵抗感が根付いているのです。「癒やし」ということでの利用で、「治療」という認識ではないから。

とは言え、当院でも極力、背中の体表観察は避けてます。変に誤解を受けるようなマネは、リスクが大きいばかりで、それに見合う益がないですからね。必要な場合は、すぐに医療機関への受診をお勧めしています。

 

3、先の銀座のゴッドハンド(?)のケースを省みてみると

彼がどのような行動で訴えられたかは、テレビ報道の中では今いちハッキリとはしていません。しかし、複数の女性から訴えられているということから、犯罪的な行動をとっていたということは確かなようです。

テレビとかで持ち上げられちゃて、変に勘違いしちゃったんでしょうか。

「俺って、人気者だから、ちょっと変態なことしても大丈夫かな~」みたいな感じで。

でもこれは推測の域で、実際はどんな事をしていたのかはわかりません。通常の接骨院や鍼灸院で行われているようなレベルでの作業でも、勘違いされて訴えられたという可能性もなくはないですから。

普通に考えれば、その触れる箇所が常識的な範囲で大丈夫なのか、ダメなのかは分かるはずです。その上で、さらに何のためにそれを行っているのかの必要性をキチンと説明する、コミュニケーションをとる、っていう所が必要です。そこら辺を怠っていた可能性もあります。

 

4、結論

今回、思ったことをまとめると

①施術者は極力、誤解を受けるようなことはしない。

②でも本当に必要な事は、その必要性をキチンと説明し、承諾をとって行うこともある。

③施術者と、利用者がその共通認識を持つ事が大事で、コミュニケーションが重要。

こういうことが施術院側と利用者側に認識が必要だな~と考えました。

ここで注意しなければいけないのは、施術院でのコミュニケーションというと、とかく世間話のような内容をダラダラ喋るということと勘違いさていますが、そうではなく施術に必要な事を話すという事です。

 

5、まとめ

今回は、整体院に関する事件報道をみて、そのことに関する考えなど述べてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。では、この辺で。

 

 

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編集後記;

ウチはこういうのやってないので(笑)