当院のおこなっているコンディショニング・トレーニングには2種類の方向性があります。

①産後のケア、姿勢の改善、腰痛・肩こりなどの障害に対しての矯正の効果維持・促進を狙った、運動療法としてのエクササイズ。

②スポーツ競技者・愛好家、ダンスなどのパフォーマーを対象とした、障害の予防、パフォーマンス・アップを狙った、運動機能を100%引き出せる状態を作るためのコンディショニング・トレーニングやレジスタンス・トレーニングです。

目次

運動療法としてのパーソナル・トレーニング

長期間の不良姿勢や間違った体の使い方をしていると、姿勢を維持する筋肉が硬くなったり弱化したりして働きが弱くなります。

これを放置していると矯正しても再び崩れてきたり、手足との連動性が上手くいかず体の使い方が不自然になり、新たな障害に結びつく可能性があります。

体幹の主動筋と補助筋の連動性を高め安定するようにし、体幹と手足が上手く協調して動くように段階を追ってエクササイズを実施していきます。

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今まで、通常の矯正メニューの中で行っていたエクササイズのパートのみを取り出して、別コースとして立ち上げることにいたしました。

当院の施術コンセプトとして、筋肉・靭帯の「緩める、正す」とその後の「絞める」を3点セットとして提供していました。しかし、当院へお越しいただいた時は、エクササイズをするのだが、日常生活に戻ると忘れてしまう、という方や、一人でやるには億劫で、トレーナーについてほしい、という意見をおっしゃる方もいました。

そこで、せっかく矯正で正しい姿勢を作ったのだから、それを維持していただきたいと思い、時間を短めに設定し、日常の生活の合間に気軽にお越しいただけるようなエクササイズ・コースを始めました。

内容は、日本コアコンディショニング協会の「発育・発達理論」、ソマティクスのムーブメントなどのボディー・ワーク的な体の感覚のトレーニングなど、姿勢維持・安定のためのエクササイズを主眼に運動を行っていきます。

基本的には、施術による骨盤・背骨の矯正効果の維持のための術後ケアとして行われます。また、パーソナル・トレーニングなのでグループ・レッスンと違い、その人それぞれの矯正内容とリンクしてプログラムを組めるので、効果的な運動ができると思います。

実際の内容は、下記にある運動処方の実際にある種目をいくつか目的に沿って組み合わせたものにまります。
カイロプラクティックによる姿勢の改善と、パーソナル・トレーニングとの併用は、骨格が正しい位置にあるため筋肉を効率的に使うことができ、運動効果が高まります。また、エクササイズによる矯正の持続効果により、矯正の頻度を減らしていけることも可能です。

また、一旦矯正プログラムが終了された方でも、通常コンディショニング・トレーニングにより体調を管理し、疲れがたまってきたな、体調がなんとなく悪くなってきた、と思われたときに、その都度ケアをカイロプラクティックで行われると理想的だと思います。

 

●年配の方への運動にも!

コア・コンディショニングのメニューの中には年配の人向けの運動法があります。かんたんな体操でどなたでも参加できるようにプログラムができていますので、日ごろの健康維持に活用していただけるようお勧めいたします。

●産後コア・トレ

産後、忙しくてなかなかケアの施術を受ける機会がない方向けに、産後用コア・トレーニングと骨盤の歪みを修正する運動を組み合わせた、セルフコンディショニング・エクササイズ法をご指導しています。1セッションは60分のパーソナル・コースで、3~4週に1回くらいの間隔でセッションを受けていただき、日常では、ご自宅で空いた時間に運動をしていただくと体調管理に有効と思います。

エクササイズ・メニューは、日常の家事や育児の合間にできるような簡単な運動で、立った姿勢や、座った姿勢でできるものを基本としています。
産後の体型の崩れや尿もれが気になる方はぜひどうぞ!

 

●運動療法としての・パーソナル・コンディショニング・トレーニングの利用法

矯正のためのコンディショニング・トレーニングは15分単位から実施しています。

運動になれた方では、15分ではウォーミング・アップで終わってしまうと思いますが、運動に不慣れな方は15分でも疲れると思います。

とにかく、「運動をする」という習慣をつけていただきたく、ちょっとの時間が空いたときに気軽にお越しいただけるよう短時間のコースを設定いたしました。

ウエストを締める、O脚の改善、姿勢の改善、下半身のダイエットなど特別に目的を持って行う場合は、一連の流れの中で、数種類のメニューをこなしていただきたいので30分以上の時間をとられたほうが良いと思います。

 

パフォーマンスアップのためのパーソナル・トレーニング

姿勢矯正の補助コースとして立ち上げたパーソナル・コンディショニング・トレーニングのコースですが、新たにより専門性の高い、強化型のコースを立ち上げました。

矯正効果を狙ってのコンディション・トレーニングが、静止した姿勢での体幹部の改善を主目的に置いたものであるのに対し、スポーツやダンスのプレイヤーに対する コンディション・トレーニングは、動いている中での体幹部の安定と、手や足が自由に動くように、または正しいように動くようにしていくのを目的に行います。

筋肉のストレングス(強化)トレーニングが主目的ではなく、コンディショニング(調整)が主目的のトレーニングなので、基本的に負荷は自重でおこないます。もしくは、パートナーが徒手的に負荷を加える、パートナー・レジスタンス・エクササイズや、筋と神経の協調を重視した抵抗運動であるPNFを行います。

手順

①初回面談
目指すべきゴール設定を決めます。

②チェック・エクササイズ(テスト)
目標を達成するために不足している筋力などを明確にします。また、定期的に測ることにより成果の度合いを判定していきます。

③メニュー作り&実践
土台作りの体幹部の強化と、特に股関節部、肩甲帯、足部の調整と連動の強化を行います。

●パフォーマンス・アップのためのコンディション・トレーニングの利用法

成果を出すためには、ある程度時間がかかるので45分以上をお勧めです。また、身体の調整力アップには深部筋の活性・強化が必要です。

今まで使えていなかった深部筋の神経が活性化されるのが、訓練を開始してから2週間~1ヶ月かかります。筋肉自体の強化が3ヶ月はかかります。

その間、1ヶ月に1回しか来ない、などの場合、エクササイズのフォームチェックで終わってしまい、とても強化まで行き着きません。
できるだけ定期的に行われる事をお勧めします。

 

トレーニングのご利用の仕方

料金 チケット制で1チケット15分が1200円となっております。
(例) 30分→チケット2枚   60分→チケット4枚

お得な 10枚券 9000円(1チケットあたり900円) もございます。

(現在、料金形体が変更になっております。料金ページをご覧ください)

 

肩こり・腰痛再発防止、姿勢改善・O脚改善などを本気でお考えの方は、骨格・骨盤矯正とエクササイズとの併用が効果的です。

矯正と矯正の間に、自己矯正法としてのエクササイズを加えていくと矯正効果の維持・促進につながり、矯正の施術を受ける頻度も減らすことができます。
詳しくは姿勢改善プログラムをお読みください。

本気な人にお答えするため、お得なセットメニューをご用意させていただきました。

姿勢・O脚矯正コース  矯正10回券 + パーソナル・トレーニング10枚券

通常51000円 → 47000円  (現在実施しておりません)

 

運動処方の種類

局所的な強化から全体的な協調性を鍛える、というのを基盤に①~⑦を取り混ぜ段階を踏んでエクササイズをしていきます。

①ストレッチングについて

パーソナル・コンディショニング・トレーニングで行うストレッチでは、ただ単に硬いところを伸ばす、というほかにより積極的に骨格バランスの矯正にリンクした形で行います。

筋肉の中にも部分的に硬いところが残っている状態でいくらストレッチをかけてあげても、硬い部分はあまり伸びず、周辺の伸びやすいところだけが伸びたりして効果的でありません。

また例えば、首が斜めに傾いていたとして、傾いている側の筋肉が硬くなり引っ張っているのか、反対側の筋肉が弱って引き伸ばされているのか、ではアプローチが違ってきます。

 

②コアコンディショニングとは?

2人のアスレティック・トレーナーによりストレッチ・ポールを使った、主に体幹部に対する一連のエクササイズ法が確立されました。それがコアコンディショニングです。

ストレッチ・ポールとは、骨盤から頭までが乗っかるくらいの長さのある細長い筒状のアイテムです。トレーニング・ジムに行くと置いてあるのをよく見かけると思います。

しかし、一見するとどう使ってよいのかわかりませんよね。通常、ストレッチ・ポールの使い方で指導されるのは、ベーシック・セブンと呼ばれる基本的な動作です。しかし、ストレッチ・ポールはそれ以外にも目的に合わせ色々なエクササイズがあります。

当初はスポーツ・トレーナーによる選手向けのプログラムでしたがその後、赤ちゃんが重力に抵抗して立ち上がる成長過程を運動学習理論に据え、それに沿うような形でプログラムが整備されました。そのため、無理なく自然な形で身体の上手な使い方をマスターできるものとなっています。

詳しくは→→[JCCA] 日本コアコンディショニング協会

 

③スタビライゼーション・エクササイズとは?

①コア・スタビライゼーション
腹圧を操作して、背骨を支えている身体の奥にある筋肉を活性化します。手や足を動かしても土台である体幹部分がぶれないようにすることで美しい姿勢と疲れない身体を手に入れることができます。また、お腹の奥には太い動脈・静脈、自律神経の塊があるので、代謝や血行に良い影響を与えることができます。
②アウター・スタビライゼーション
一定のポーズをとり、数秒間静止することにより自重を使って姿勢維持筋を鍛えます。特に腰痛に於いて は、現在もっとも有用はトレーニングと思われます。また、スポーツ選手などでボディーコントロールに有効です。

 

④ミラーイメージ・エクササイズについて

姿勢矯正に於いてははずせないメニューです。基本的には文字通りゆがんだ姿勢と逆の姿勢を作り、維 持させます。ポイントは正しく必要とする姿勢を作れるかです。自分だけでやってるといつの間にか少しずつずれてくるので、定期的にチェックしていきます。

 

⑤バランス・ボールについて

スタビライザー・トレーニングをより動的にさせた感じです。普段あまり意識されない深部の筋をより刺激できます。

もともとは、ヨーロッパでリハビリ用の器具として使われていました。そこから発展して、スポーツ業界でファンクショナル(運動機能的)トレーニングの一環として、使用されるようになりました。

現在では、ボールのバウンドや不安定性を使って、背骨・骨盤周りの身体を支える筋肉・神経の機能を向上して、姿勢の改善や、筋力アップのためのエクササイズ、ステレッチの補助ツールとして様々な使用法が開発されています。

詳しくは→→日本Gボール協会 をご覧ください。

 

⑥PNFについて

手や足を対角線上に捻りながら動かすことをベースに(普段の動きは体の構造上このように動くことが多い)、各種の反射(姿勢反射や伸張反射、相互抑制など)を応用して運動の協調性を高めます。

 

⑦腰椎伸展エクササイズとは?

椎間板に対する矯正運動として、腰椎を伸展させるエクササイズを行います。これは、ニュージーランドの理学療法士のロビン・マッケンジーが、椎間板に起因する症状は椎間板の中心にある髄核が後方に押し出されるために起こるとし、中央兆候(状態の改善は末梢に広がっていた症状が、背骨周辺に限局してくる。悪化は逆)を目安に伸展運動をしていくという療法です。

 

⑧ソマティクスについて

身体感覚を使って、体の動きをコーディネイトする方法を訓練します。大きく動くより、小さな動きで身体の中の感覚の変化をつかんでいきます。

 

 

 

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