ダフィーカイロの坂木です。今回は、産後または流産後の生理再開についてのご紹介です。ここ何件かこの様な事例が続いているので、ご報告しようかと思います。

 

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1、産後の不調で最近多い主訴

産後の不調で多い主訴は、

①お尻の鈍痛

②首肩の痛み

の2つが特に挙がります。

当院では、産後は早い方ですと10日目くらいからお見えになられる方も多くいらっしゃいます。産後は肥立ちといって1ヶ月くらいは寝てないとダメ!と頑なに思っている方もいますが、早い時期から矯正を受けることも、実は有益なのです。

この時期は靭帯が柔らかいので、整えやすくなっています。整えてから、ベルト等で固定していただき、休んでいていただくと効果的です。

分娩に備えて靭帯を柔らかくする役目があるホルモンで、リラクシンというのがあります。この作用がなくなる前に骨盤の位置を整えておくこと、そのまま産褥期に骨盤が回復して締まってくるにつれ、歪んで固定されてしまうのを防ぐ効果があります。妊娠~出産は女性の人生の中で一番、骨盤の大きく位置異常を引き起こしやすい可能性があります。それは、これほど短期間で体の形態が変わるという出来事が、他にはないからです。

でん部の痛みも分娩時の負担や、骨盤の位置異常からくる場合があるので、矯正はその改善につながります。

肩こりもよく聞かれる訴えですが、これは育児による疲労性のものが大きいです。

特に赤ちゃんの睡眠パターンがまだ固定してこない時期では、お母さんも頻繁に起こされるので、睡眠不足になり、疲れが溜まっていく一方です。また、妊娠前から肩こり持ちだと余計に痛みを感じやすいようです。

上記の訴えとは別に今回のテーマとしてご紹介したいのは、産褥期以降の生理再開に関しての訴えについてです。

 

2,産後および流産後の月経の再開について

 

産後は授乳中はプロラクチンというホルモンが分泌されるため、生理が抑制されます。従って、授乳をしていると生理の再開が遅れる傾向にあります。

分娩後、卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンが4~6週で産前と同じレベルに戻ります。プロラクチンは、授乳をしている人で3~4ヶ月、授乳をしていない人では2~3週で産前レベルに戻るといわれています。プロラクチンは産後、日が経つにつれ分泌量は減っていきますが、哺乳時に増えます。

その様なことで、教科書的には月経の再開は、授乳をしていない人が産後80日以内で排卵が始まり、授乳をしている人は90~100日くらいで排卵が始まるとされています。しかし実際には、生理再開まで4~6ヶ月くらいことが平均的のようです。文献によると遅いと1年半くらいかかる場合もあるそうです。

また流産の場合は、ホルモンレベルでは授乳をしていない人と同じような生理の再開が想定されます。平均的には1ヶ月前後で再開する人が多いようです。

当院のクライアント様達から伺った経験談を総合しても、授乳期を終えてから生理が再開された方が多くいらっしゃるようです。

その様ななかで、カイロプラクティックで調整を行っていると、生理の再開が促進されるケースをよく見かけます。次に最近の事例をご報告します。

 

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3,産後のケアで生理再開が促されたケース

30代のクライアント様で、3人目のご出産後、 3週間たってからのご来院でした。妊娠中からの左のお尻上部の痛みが産後も継続していた、また骨盤の歪みも気になるという訴えです。

姿勢の確認では、腹部の突出と上体ののけ反りが目立ちます。骨盤の右回旋と、左の仙腸関節の締まりが若干緩いのも気になりました。矯正では前述の部分の施術と、骨盤底筋群のトレーニングを指導させていただきました。

その後、2回目が1週間後、3回目が2週間後、4回目が3週間後というペースで来院していただき、自宅でもホームエクササイズをガンバっていただいたようで、その頃には上体ののけ反りも取れ、腹部の突出も大分減ってきました。しかし、ご本人が一番驚かれていたことは、産後2ヶ月過ぎたくらいですでに生理が再開されたことでした。

過去2回の産後では、断乳から生理が再開されたので、1年くらい後からの再開だったそうです。今回は産後2ヶ月目でまだ授乳をしているにも関わらず、生理が再開されました。過去の産後と、今回の産後で違ったことといえば唯一、カイロプラクティックを受けたか受けなかったかの違いしかないとのことなので、カイロプラクティックの施術が生理再開に影響を与えたのだろう、とお言葉をいただきました。

母乳は血液から作られます。したがって授乳は血液を消費します。生理が止まるのは、経血によりさらに血液が消費されるのを防ぐ働きがあると考えられています。先の項でも述べたように、3ヶ月くらいからは生理がくる体の準備が整うので月経再開されるのですが、矯正による体調回復の促進がそれを前倒しで行わせていると考えられます。それは、代謝の改善や、血流量の増加によるものと考えられます。

 

 

4,流産後の生理再開の遅れを訴えてのご来院のケース

流産後、1.5ヶ月経過しても生理が再開されず、来院された30代のクライアント様のケースです。病院での検診では1ヶ月たった時点で問題はないといわれていましたが、心配になったため当院を探されて、お越しになりました。

流産後に体調が大きく崩れたり、体調不純がいつまでも抜けないという訴えで来院される方をよく見受けます。この方も、背中の全域で筋のこわばりがあり、全部が硬い印象です。お腹も張って、ずっと便秘だったということです。

全身性の不具合の場合、まず基礎的な体調回復の土台作りとして、自律神経系の働きのバランスとるところからアプローチしていきます。内容としては、胸郭の可動性と、子宮・卵巣のメインの神経支配をしているところの調整を行います。その他に、全身の筋肉の緊張の緩和を行いました。

施術後、生理再開があったとご連絡をいただきました。たまたま生理が再開されるタイミングと矯正した時期が重なっただけかも知れませんが、施術直後にあったとのことなので、何らかの影響はあったと思います。

流産後も産後と同様にホルモンのバランスが急激に変化し、体もそれに合わせ変化しているので、急激な振り幅に追いつかず、体調不良を訴えやすくなります。また流産の場合は、それに加えて精神的なダメージもあるので、余計に調子を崩しやすいともいえるでしょう。カイロプラクティックはそのような場合に有効だと思います。

 

5、まとめ

今回は、産後や流産後の体調具合のなかでも、特に生理再開にフォーカスして症例のご紹介をしていきました。同様の悩みをもたれている方は、カイロプラクティックに一度、ご相談されてみてはいかがでしょうか?この中の記事が皆様に何かお役に立つことがあれば幸いです。

では、今回はこの辺で。