自律神経、免疫を調整するために、カイロプラクティックによる背骨の矯正以外に、自律神経系に影響を及ぼす各種手技を組み合わせ取り組んでいます。

自律神経・免疫系の不調による症状は多岐にわたります。冷え性、のぼせ、多汗、便秘、過敏性大腸炎、めまい、胸苦しさ、胸焼け、動悸、息切れ、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患、頭痛、振るえ、パニック障害、更年期障害などでお悩みの方、ご相談ください。

 

目次

反射療法について

従来のカイロプラクティックですと、副交感神経の活性化を目的とする場合、副交感神経の中枢神経から出る部位は仙髄と脳幹であるので、仙骨のある骨盤と脳神経の通る頭蓋と上部頚椎部を調整します。 矯正後は自然治癒力が働くまで「時間をおいて、待つ」ということをやっておりました。

しかし、これではどのくらいで良くなっていくのかの予測の目処が立ちずらく、「上手くいけばすぐ良くなるけど、逆に時間のかかる場合もある」という具合でした。 そのため、より積極的に自律神経に働きかけ、回復を促すため、各種の療法の考え方でのアプローチを取り入れております。

具体的には次の4つを取り入れています。

 

①自律神経と免疫の調整法

②ニューロオリキュロ・セラピー

③呼吸調整法

④クラニアル&内臓マニュピレーショ

 

自律神経免とは

自律神経は血管や内臓などの働きをを意識と関係なく調整していて、循環・消化・代謝・呼吸・生殖などの生命の維持にかかかわっています。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は体を興奮させ、活動的にさせる神経です(皮膚や消化器の血液は骨格筋に集まる、心拍は増加、瞳孔が開く、汗が出るなど)。逆に副交感神経は体をリラックスさせ、内臓を活性化させます。この二つの神経のバランスが崩れると体調が崩れ、病気になりやすくなります。

 

自律神経系の検査法について

現在でも多くの施術院は、「自律神経をターゲットにしてます」と言っている割には、それに対する評価をせずに、受けての気分を聞いて「どうですか?」で済ませているところがかなりあります。また、自律神経を計測するといわれる機器を使っているところもありますが、その計器の数値が理論的に正しいかどうかは疑問の残るところです。

当院では、なるべく客観的評価を行うべく、科学的根拠があるもので施術院内でできるものを多く取り入れるようにしています。自律神経は循環器系、分泌系、内蔵機能、発汗など多岐に作用がわたっているので、検査法も数多くあるのですが、簡便で施術院内ででき、また医療現場でも採用されている物を選び出し、カイロプラクティック的な観点から評価できる物を行っています。

多くは、心拍・血圧を介して反射を見るような検査が中心となります。

起立試験

寒冷暴露

バルサルバ試験

などを行います。

各内容は当院プログ「自律神経失調を診てもらう場合は何科か?その検査とは?」をご覧ください。

 

 

自律神経免疫療法について

免疫学者の安保徹教授と医師の福田実先生の発見により、自律神経は白血球(顆粒球とリンパ球)の数と活性化に影響を与え、免疫に関係することがわかってきました。顆粒球とリンパ球のバランスが崩れるとさまざまな病気になってきます。 「福田-安保理論」によると自律神経の乱れ→白血球の乱れ→免疫系の乱れ→体調不良・病気という流れができます。このため、自律神経免疫療法では皮膚刺激や経絡刺激などから自律神経のバランスを整え、体調の回復を促すことを目的に行います。

◎交感神経過緊張(顆粒球優位)で起こりやすい病気

・活性酸素の増加のため 癌、胃潰瘍、白内障、糖尿病、甲状腺機能障害など

・化膿性の炎症 ・血流障害のため 肩こり、腰痛、頭痛、痺れ、関節痛、高血圧、梗塞、冷え性、静脈瘤、子宮筋腫など

◎副交感神経過緊張(リンパ球優位)で起こりやすい病気

・抗原に対する過剰反応 アトピー性皮膚炎

・花粉症などのアレルギー疾患

・活動性の減退 無気力、うつ、肥満

 

自律神経と免疫の調整法のご利用の仕方

<自律神経と免疫の調整法は15分程度で終了します。

従来ではカイロプラクティックの施術の中に組み込まれていましたが、自律神経免疫療法は週1~2回ほどの頻度で受けられたほうが、お身体の反応が出やすいとの事なので、この調整法だけの施術のコースを設定し、なるべく気安く受けれるようにいたしました。

料金 チケット制で1チケット15分が1200円となっております。 お得な 10枚券 9000円(1チケットあたり900円) もございます。(現在中止)

 

自律神経免疫療法の書籍の紹介

自律神経と免疫の調整法の施術をお望みの方は、事前に次の書籍のいずれかをお読みいただけることをお勧めします。

病気が治る人の 免疫の法則 福田 稔 著 ¥ 1,365 WAVE出版

奇跡が起こる爪もみ療法 (ビタミン文庫) 福田 稔, 安保 徹  監修 ¥ 1,365 マキノ出版

「自律神経免疫療法」入門 福田 稔 著 ¥ 3,150 三和書籍

 

ニューロオリキュロ・セラピー

ニューロオリキュロセラピーは耳介(耳ツボなどでよく使う耳の軟骨の部分)を微弱電流を送り、脳神経を刺激する事で脳内の局所的な活性化を促します。耳介には、脳神経のうち顔面神経、三叉神経、迷走神経がきており、また第1~2頚神経もきてきます。これらは、それぞれ反応する特定の周波数があるので、それに合わせ微弱電流を流します。

自律神経は精神的ストレスに反応して、活動を変化します。過剰な精神的負荷は自律神経失調の一つの要因になります。新しいカイロプラクティックの考え方では、体調を崩す原因の一つに報酬系ドーパミン欠乏症という概念があります。これは幸福感を感じる脳内の神経システムに報酬系という神経回路があり、そこの神経伝達物質であるドーパミンの働きが悪くなって、幸福感を感じずらくなり、反対に不快感を感じやすくなっているのではないか、というものです。

不快感が増せば、それはすなわち精神的ストレスとなります。カイロプラクティックではこの報酬系ドーパミン欠乏症を改善する事を目的の一つとして施術を行います。

脳内報酬系の解説はこちらまで

>>>依存症について

詳しくはニューロオリキュロ・セラピーのホームページまで。

>>>オリキュロ・セラピー・ジャパン

 

自律神経と呼吸調整法

自律神経は、自分の意思とは関係なく自動的に働きます。その中で、呼吸は自分の意思でも大きく吸ったり、浅く吸ったりと、コントロールすることができます。

ストレスを感じたり、緊張する場面では、自然と呼吸が浅く、速くなります。 逆にリラックしよう、緊張を解こうとすると深呼吸を試みるのは、日常の生活の中で誰でもが体験しています。

このように呼吸は身体の働きや、精神の状況を反映していますので、逆に呼吸面からこれらにアプローチをしていきます。

胸郭周辺の動きやすさをつくり、呼吸法や自律訓練法などを練習していくことで、呼吸のコントロールを身に付けていきます。

 

自律神経と内臓調整法

精神と内臓は関係が深く、ストレスを受けると消化器系に不調を訴える(いわゆる゛胃に来る”というやつ)などは、昔からよく知られています。

逆に、内臓の不調が精神に影響を及ぼすことも最近わかってきました。生物が下等だった頃は、消化器は一本の管でしたが、それが進化するにつれ、胃やすい臓や小腸など機能が分担化していき、それらを調整するために消化器周辺に神経ができました。

その神経が発達し、末端が肥大化したのが脳といわれています。従って、内臓の不調が精神の不調にも直接影響を与える可能性があり、最近の研究でも証明されつつあります。

従来の背骨の調整から内臓を整える、というアプローチ法のほかに、お腹に直接アプローチし、体調を整えるという方法も取り入れ、より多角的に自律神経の働きをサポートしていきます。

 

 

 

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