今日は、最近お腹周りの脂肪を落とそうという気持ちと比例して、間食する量も何故か増えてくる、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】の坂木です。

今回は、歩いていたりすると常にフワフワとした浮動性めまいを感じるというクライアント様の報告です。

 

02429f65fdef924dd9c7fb5507e0690b_m

 

めまい感の経緯

1ヶ月前より発症しだして、常にフワフワとした感じを受けているという30代の男性のクライアント様です。

特に、歩いている時に強く感じ、座っていると軽減する感じがするが、逆にお尻の下が揺れている感じがするとの事でした。たまに左手にも若干の痺れ感も感じます。

発症してから開業医の耳鼻科と、総合病院の耳鼻科で受診されましたが、両方とも特に異常は発見されず、めまいや血行改善の薬を処方されました。服用すると症状の軽減はみられましたが、完全に症状が消える事はなく、薬の服用をやめたら2日後には元のレベルまで症状は戻ってしまいました。

そこで当院をホームページで探し出して、ご来院になりました。

 

初診時

首から肩にかけての筋肉から、肩甲骨の間にかけての筋肉が硬く緊張して盛り上がって見え、逆に背骨が凹んで見えます。

神経系の機能検査では、頭の位置を変えることによってはめまいの誘発はありませんが、音叉を使った各種検査では異常がでます。歩行検査では、かなりバランスが悪いですが、その他の三半規管系のテストは問題ありません。眼位や眼球運動も若干スムーズでないようで、首周辺の知覚も少し鈍くなっています。

手の痺れに関してのテストは全て陰性でした。

脳神経系のテストでは、いまいち結果に整合性が取れていない状態でいたので、一番顕著な頸部~肩甲骨間での筋々膜性の問題をターゲットに施術をしてみます。首、肩の筋肉のリリースと、脳神経系では一番反応があった眼球運動のトレーニングを行い、今回は様子をみてもらいます。

 

2回目

前回直後は具合は良くなったそうですが、すぐ戻ったとの事。本日、胃腸の様子が悪くなったので、関連あるかと思い再受診という形になりました。ご連絡を頂いた時点で、先ず内科で内科的な問題がないかを診察を受けていただけるよう告げました。

特に内科では問題ない、といわれたそうなので当院では、一応自律神経的な側面も考慮しながらテストをしていきます。

前回、眼位を修正してもらうホームエクササイズをしていただいていたので、その成果は出ているようで、眼位は正常位になっています。

膝の腱反射(脚気のテストでお皿の下を叩くと膝が勝手に伸びるというアレですね)をやると過剰に脚がもちあがります。この場合、中枢神経の問題がある可能性があります。脳梗塞や腫瘍、大きなヘルニアや脊髄の病気などが当てはまりますが、今回そのような重篤な疾患は見受けられません。

全体的な所見と照らし合わせ、この場合はどうも緊張状態が強く、神経が過剰反応しているようです。

肩中兪から肩井にかけて押し込むと、右を押すと右足まで痺れ感が出る、左を押すと左足まで痺れが出る、ということです。これは、通常の神経走行に沿った反応の出方ではありません。このような場合、トリガーポイントの放散痛が考えられます。

全身的に緊張気味になっているところで、仕事で一番負担がかかる部分にトリガーポイントが形成され、諸症状を生み出しているようなので、そこを中止に矯正と処置を行いました。

トリガーポイントには、筋々膜リリースとトリガーポイントマッサージが有効です。筋弛緩剤などの注射でも有効ですが、当院は当然ながら医師ではないのでそのような行為はできません。

3回目

前回より2週間後のご来院でした。前回処置後、症状改善し、いまではフワフワ感もなくなり、薬の服用も必要なくなったとの事でした。膝の腱反射でも過剰反応は見られず、正常反応になっていました。どうも、首~肩背部にかけてのトリガーポイント(筋々膜性症候群)による自律神経異常のようでした。

胃腸の調子は、まだ違和感が残っているようなので、内科的な問題があるかも知れません。そこは、様子を見ていただきます。また、歩行状態のバランスも改善の余地があるので、下肢のバランスや筋バランスを改善し、さらに体に負担のかからない状態を目指していくと良いと思います。

 

 

めまい/神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】photo credit: Atrium via photopin (license)

 

考察

今回のクライアント様は、仕事柄、重量物を挙げたり、下げたりする機会が多いそうです。そのため、上半身を中心に筋の過剰使用によりトリガーポイントとよばれる損傷部位ができている様に想定されます。

実際、その施術を行う事により、症状の改善に結びつきました。また、ご自分でも仕事後などにケアを取り入れて頂いたのが大きいと思います。

ただし、筋肉の問題だからといきなりグイグイ揉んだりしてはいけません。状況を見極めてから処置をする必要があります。いきなり揉んで逆に症状が悪化した、という話をよく聞くからです。

やはり、見極めが大事です。

 

筋々膜性疼痛症候群とは?

筋筋膜性疼痛症候群とは筋肉や筋膜にトリガーポイントと呼ばれる固まりが出来る事によって引き起こされる症状をさします。この固まりはスジのように触れられるので、索状硬結と呼ばれます。

実は、トリガーポイントの出来る場所は、まだ研究段階で、筋線維内できるのか筋膜上にできるのかで議論が分かれます。いずれにしろ問題部位が引き金となり、血流不全が起こり、発痛物質が作られ、末梢の痛覚神経を刺激すると考えられています。

トリガーポイントの特徴としては、障害を受けている部位と離れたところに関連痛という異常感覚を引き起こす事です。

通常、トリガーポイントの関連痛はある程度、決まったパターンがあるのですが、今回の肩を押したら足に響くというのはイレギュラーな関連痛です。ですが、実際にはマニュアルと違った関連痛と遭遇する事は多くあり、これは2次的、3次的に引き起こされたトリガーポイントの関連痛と解釈されています。

トリガーポイントの代表的な症状は、筋肉の痛みですが、その他、涙・鼻汁唾液の分泌過剰、目の充血、鳥肌などの自律神経反応も引き起こします。また筋肉が硬くなり、そばを通っている神経を圧迫し、神経症状を引き起こす事もあります。その一環として、首周辺の自律神経を圧迫してしまうと、吐き気やめまい感などの症状を出す事があります。今回は、コレに相当するようでした。

 

まとめ

めまいといっても半規管や小脳などのバランス系だけでなく、内科的な問題や筋骨格系から来る場合など要因は様々あります。このブログでも再三申していますが、障害部位の確定が一番大事です。そこが分かれば対処のしようがあります。

なんとなく、当院の行っている内容の雰囲気が伝わったでしょうか?今回のご報告はこの辺で。ご質問等ありましたら、神奈川県大和市の整体【ダフィーカイロプラクティック南林間】もでご連絡ください。では。